大仏寺・洋人街


【重慶両江国際影視城の歩き方】


2013年時点では、公共交通機関で訪れるのはほぼ不可能ですので、車をチャーターされることをお勧めします。

重慶市中心部からは渝宜高速道路を長寿区方向へ向かい復盛インターで空港方向へ、龍興で高速道路を降りて両江大道を少し進むと、非常に判り難い小さな看板が出ているますので看板を右折、あとは細い道を只管道なりに進むと10分ほどで到着します。

現在、この周辺は急速に再開発が進んでいますので、数年以内には全く別の景色になっているものと思います。
また影視城の近くには橋の工事が進んでおり、この橋が掛かれば両行大道から直接映画村に来ることが出来るようです。


【重慶両江国際影視城について】

両江国際影視城は計画免責4平方キロメートル、2011年から建設が開始され、工期は5〜8年お長期に亘る大型開発プロジェクトです。

現在は第一期の映画村のみがオープンしていますが、今後は更に新文化創造基地や大学特区も備えた大型文化エリア、更には商業街や体験エリアなども計画されているそうです。

映画村の中央には、1942年頃の重慶の街を参考とした「民国街」という名前の架空の通りが再現しています。

映画村エリアには、国泰劇院(右上写真)、新華日報、声雅珈琲、火鍋博物館、皇宮照相館、書店、民国テーマバー、臨江茶社、民国高級服装定制店、照相機博物館、郭沫若故居、美齢歌舞演芸庁などの建設が予定されており、そのうち幾つかは既に開店しています。

この時代は米国が中国に協力していたことから、街中には星条旗も多数飾られています(左写真)。

また、米国義勇兵によるフライングタイガーをテーマとした宿泊施設「飛虎隊倶楽部客桟」もあり、実際にここに宿泊することが出来ます(尚、このホテルは映画村セットの一部ではない為、宿泊客以外は立ち入り禁止です)。

この映画村の特徴はそのまま実際に営業している店が多数あるという点です。

こちらは重慶で有名なチェーン店「徳荘」ですが、中では実際に火鍋を食べることが出来ます。

また喫茶店も実際に営業していましたので、現状、映画村見学だけであれば30分もあれば十分ですが、食事や買い物などを楽しみつつ、当時の重慶に思いを馳せてみるというのも面白いかもしれません。

今後の発展がとても楽しみな場所です。


(2013年8月)