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大仏寺・洋人街


【渣滓洞】


渣滓洞は、歌楽山麓の白公館から約1.5kmほど北にある国民党時代の史跡の一つです。

名前に洞の字がついている通り、当初は人工的に開削された小さな石炭釜があった場所でしたが、1943年に米中合作所が設置された頃から監獄となりました。

駐車場の先にゲート(右上写真)がありますが、入場料は無料なのでそのまま入ることが出来ます。

更に5分ほど進むと渣滓洞の建物(左写真)が見えてきます。

中に入ると左手に「刑訊室」(右写真)があります。
直訳すれば尋問室といったところだと思いますが、部屋の中に展示されていたのは当時利用されていた拷問道具でした。

その先にある特務看守長室を抜けると中庭(左下写真)があり、正面が当時、監獄として利用されていた建物となっています。

男子牢16室、女子牢2室あり、最も多い時期で300名が収監されていたそうです。
監獄の中は当時の様子が再現され、貧しい布団と食器が並べられていました(右下写真)。

1949年10月1日に中華人民共和国が成立すると、同年11月27日夜から28日早朝、国民党が重慶を脱出するに際して、特務機関は収監されている囚人を突如銃撃、180名近くがここで命を落としたと言われています。

この頃の様子を描いた小説として『紅岩』があります。

同小説の作者は将にこの際、監獄から脱出して九死に一生を得た人物であると同書の日本語訳版前書きにありました。

1960年代の一時期は再び男性用監獄として利用されたそうです。

1956年に四川省重点保護文物に、1988年には国務院全国重点保護文物に指定されています。

<開館時間等>
9:00〜17:00(最終入館16:00)
入場料:無料
(営業日の掲示はありませんでした)


【交通のご注意】

白公館〜渣滓洞周辺は片道1車線の狭い道が続きますが、週末や祝日はこれらへの観光客に加えて歌楽山への行楽者も加わり、道路が大渋滞を引き起こします。時間帯によってはバスの運転手から可也手前で降りて歩いた方が早いと言ってくることもあります(筆者もかつて、烈士墓駅で降ろされて白公館まで歩いたことがあります)。
そうした場合は、右地図(クリックすると拡大します)の磁器口からのルートがお勧めです。こちらを使う車は少ない為、往路は渋滞に巻き込まれる可能性が少なく、復路もタクシー若しくは三輪タクシーを捕まえ易いと思います。

<参考文献>
『紅岩』、羅広斌・楊益言、三好一訳、講談社、1973年。


(2014年8月)