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大仏寺・洋人街


重慶市中心部から西へ約50kmの永川区の観光地である野生動物世界と茶山竹海へ行ってきました。


【野生動物世界】

野生動物世界は、日本語で言うとサファリパークです。

このサファリパークには、車で入れる「車行区」と、徒歩で入れる「歩行区」があるのですが、2012年6月時点、「歩行区」の大半は改装工事中で、ごく一部のみが開放されていました。

(尚、電話で問い合わせたところでは、本来「歩行区」に展示されていた動物も「車行区」に移動しているので、動物は全て見られる、との回答でした。真偽は不明です。)

右上の写真は車の入口です。

まず最初にこの横にあるテントでチケットを購入してから入場します。
私たちが訪れた際は、車乗り入れ代150元(祝日料金)、大人一人入場料80元(車乗入割引)でした。物価を考えますと、決して安く無い値段設定です。

尚、車の入口ゲートをくぐるとすぐ右手に熊の餌売り場があったので買ってみました(左写真)。中身はりんごが10個ほど入って20元、りんごはまぁ見るからに人は食べられないな、という出来具合の物でした。

車は10台程度で1つのグループとなり、サファリパークのワゴンが先導してくれます(左写真では一番先頭の車)。

各車には小型無線機が配布され、先導するワゴンからガイドさんが解説をしてくれるという仕組みになっていますが、如何せん動物の名前や専門用語が多いので、「虎」「ライオン」「窓を開けないで」くらいは聞き取れますが、半分くらいは何を言っているか判りませんでした。

最初が猛獣区で、狼、虎、ライオンを見て回ります。

左上写真は最初の狼エリアですが、日本で狼というと何となく銀狼をイメージしていますが、ここの狼は写真の通り狐のような色をしていたので、パッと見、普通の犬のように見えました。

虎とライオンのエリアでは、入口に右のような看板が。

「和諧」といえば胡錦涛総書記が提唱している、日本語で言えば「調和」くらいの意味ですが、ここでは虎とライオンの調和を目指しているようです。

虎とライオンがそもそも相互に調和した社会を築くことが出来るのかどうかは、専門家の判断に委ねたいと思います。


猛獣区の最後はいよいよ餌を入口で買ったのでお待ちかねの熊区です。

虎やライオンは流石に危険なのか、車乗り入れ式サファリパークと謂えども動物と車の道の間には柵や電線があったのですが、ここ熊区では熊さんが車の横まで来てくれます。

熊区に入って最初の方にいる熊は既にお腹一杯の様子。口の中にリンゴを加えつつ、足元にも数個転がっているので、こちらから餌を投げても反応しません。

然し後半の方になると、餌がもらえていない熊さんが増えてきますので、リンゴを投げてあげると喜んで飛びついて来ました。

が、それにしても、熊のような猛獣を、この近距離で、窓も開けた状態で近づいて本当に大丈夫なのか、可也心配です。

猛獣区を抜けると、アフリカ草原区です。

ここ草食動物ばかりなので危険はありませんが、一方で動物の数は圧倒的に多いせいか、見学の車が立ち止まっていることが多く、右写真のようにサファリパークで大渋滞。

こんなところでこんなに沢山の車が排気ガスを出していたら、さぞや動物の健康にも宜しくないであろうと、車に乗って見学している私が言うのもなんですが、心配になりました。

何故かアフリカ草原区の最後に出没したのはラクダ。

然も異様に人懐っこく、餌を差し出したら窓のすぐ目の前まで迫ってきました。

ラクダは中国の幾つかの場所で乗ったことがありますが、@愛嬌ある見た目と違って実は臭い、A興奮すると臭い唾を吐き掛ける、と結構面倒な生き物なので、ここまで接近してきた際には、ちょっとビビってしまいました。

アフリカ草原区を抜けると、車行区も終了です。

歩行区は閉鎖されているという事前情報でしたが、車行区から少しだけ歩けるようなので、車を駐車場に停めて外に出てみました。

シマウマなどの動物エリアを抜けて、次にたどり着いたのはキリンエリア。
ここではなんとたった10元でキリンに直接餌(といってもただの木の枝)を上げることが出来ます。

餌を上げていると・・・・
    
こんな感じの、スーパー接近ショットを撮ることが出来ます。
キリンは間近で見ると思っていた以上に大きく、下も長く、力も強いのでびっくりしました。

私も家内から枝を1本分けてもらって、キリンの餌やりにトライ。

大きいキリンを敢えて避けて子供のキリンに餌を上げると、右写真のような、キリン・フィッシング状態になってしまいました。

然し子供でも結構力が強く、このまま木の枝を持っていかれそうになったのには驚きました。

キリンエリアの先には小高い山にチンパンジーがいたり、その麓にツルがいたりしました。

私たちはチンパンジー小屋までしか行きませんでしたが、そこまでであれば20分もあれば往復出来ると思います。

見学も概ね終了し、駐車場に向かって歩き始めると、謎の動物オブジェを発見しました。
       
折角動物園に来て、何故、こんなにオドロオドロしいシュールな動物オブジェを見ないとならないのか、矢張り中国は懐が深いとつくづく感じます。

駐車場の手前まで戻ってくると、虎とライオンの赤ちゃんをだっこして撮影するコーナーがありました。

ポラロイドで1枚30元とのことなので、やってみましたが、赤ちゃん虎(然もホワイトタイガー)は物凄く可愛かったものの、暑さと客の多さに「ボク、もうヤダ」という表情の写真だったので、写真はアップしません。

右写真は出待ちの赤ちゃんライオンです。

休憩中なので、撮影出演中の赤ちゃんに比べれば元気でしたが、結構乱暴に扱われていて、きっと動物愛護団体が見たら怒り出しそうな労働環境(?)でした。

然し間近でみるライオンや虎の赤ちゃんは、顔は子供で可愛いのですが、足がぶっとく、王者の片鱗を見せていました。

ちょっと気になったのが、衛生には疎い中国であるにも関わらず、係員が「動物を触ったら手を洗って!」と繰り返していたこと。よほど危ないのでしょうか。。。

最後に車の出口近くでは大工事をやっており、どうも遊園地を作っているようです。
重慶市内からはやや遠いですが、それなりに楽しめる場所でしたので、お時間のある方は是非一度行ってみて下さい。


【茶山竹海】


茶山竹海は永川区中心部の北の山中にあります。
(オフィシャルホームページ:http://www.cszh.gov.cn/

曲がりくねった山道を進むとチケットオフィス(右写真)が見えてきます。
ここでチケットを買います。入場料は一人40元です。

ここから幾つかハイキングコースが設定されていますので、お時間と元気のある方は茶畑の中をハイキングされてみるのも良いかと思いますが、我々はそこまで体力に自信がないのと、昼食で永川の名物である「茶酒(白酒と鉄観音をブレンドしたアルコール度35度とやや軽目の白酒)」を気持ちよく飲んだ後だったので、ハイキングはパスしてそのまま車で更に山を登ります。

右写真のような茶山竹海の門をくぐると、更に道はうねりながらも左右には山荘がチラホラと見えてきます。結構綺麗な山荘もありましたので、もしかすると外国人でも泊まるに耐えられるかもしれません。

途中では何故かそうした山荘の駐車場にビニールシートを広げてお弁当を食べる白人の団体も見掛けました。

車を走らせること20分ほどで、茶山竹海で最も有名な場所に到着です。

ここは、張芸謀監督の映画「Lovers(中国語名:十面埋伏)」の野外ロケ地として有名だそうで、重慶では大変に珍しいのですが、なんと日本語でも大きな案内板が出ていました(左写真)。


この案内板の場所で車を降りると、左下写真のような門があり、ここをくぐると「竹海」の名前にふさわしい、非常に大きな鬱蒼とした竹林が続いています。

階段をまっすぐ登ると孔子を祀ったお廟がありますが、どうもここは個人経営のようで、仲に入ると強制的にお線香を渡され、孔子像の前でお参りをさせられた後、お賽銭を要求されます。

断っても構わないので、余り気にすることなくやり過ごしましょう。

尚、私はさも多くを入れたようにコインを2枚投入しましたが、1角コインでした。

更に先に進むと、城門のような建物が見えてきます(左写真)。

映画に関連するものを上映する場所のようでしたが、残念乍ら私たちが訪れた際には開館していませんでした。





竹林を進むと、中国風の伝統服を来た人形が3体展示されていましたが(右写真)、これが「Lovers」のワンシーンだそうです。

私は見ていないので判らないのですが、左側の青い服が金城武が演じていた役だそうで、多くの中国人の観光客がここで写真を撮っていました。



またこの竹林はちょうど良い避暑地になっているようで、至るところにハンモックが吊るしてありました。

多くの人が右写真のようにハンモックで爆睡中。

わざわざこんな山の中で、という気はしますが、それなりに気持ちよさそうではあります。
お値段は5元となっていましたが、時間制限などどうなっているのかは良く判りません。

下の写真は、その近くでやっていた空き缶倒しゲームで使っていたボールです。
空き缶を10個ほど山型に縦に積み重ねて、1投で倒せたらビール1ケース、というゲームなので、暫くやっているのを眺めてみましたが、結構難しいようで、1缶も倒せない人が続出していました。

ふとみるとボールに日本語が書いてありました。

読んでみると、

「うツにきちけ」

全く意味が判りません。
何を言いたかったのかすら分かりません。

取り敢えずなんでも良いから平仮名と片仮名を書きたかっただけなのかもしれません。



竹林を抜けると、車を降りたところの下に小さな商店街がありました。

こじんまりとしていますが、乾燥させた菌や筍が積んであって美味しそうだったので、筍を買ってみました。

これだけ歩いて回るのに1時間は掛からないと思います。

なので、時間と体力のある方は、折角ここまで来たのですから、ハイキングコースを歩いてみられることをお薦めします。

観光を終えて山を降りる途中、下写真のような風景にで出会いました。
  
ちょと判り難いかもしれませんが、山に広がる茶畑の中をゆっくりと進む農夫と馬。

日本ではとうに失われた風景ですが、こうした風景を見ると心が安らぎます。
中国を旅行していると、外国であるにも関わらず、心の奥にある原風景に触れる気がするのも、欧米や他のアジアでは味わえない中国旅行の醍醐味なのかもしれません。


(2012年6月)