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大仏寺・洋人街


【酉陽桃花源の歩き方】

酉陽は重慶市の南東、貴州省・湖北省の省境近くにある土家族苗族自治県です。

公共交通機関で向かうのは難しいので、車をチャーターして行くことをお勧めします。
高速道路がすぐ近くまで通じていますので(右写真は桃花源高速出口)、重慶市中心部からは車で約5時間程度で到着します(重慶市中心部からの距離:約360km)。

桃花源のある場所は重慶市中心部よりも標高が高い為(600m〜1100m程度)、花の開花時期も中心部より遅目となっています。

筆者が訪れた2015年3月中旬はまだ咲き始めで(左写真は比較的咲いている花を撮影したもの)、全体的には1〜3分咲きといったところでした。開花のタイミングは毎年異なるので、花が目的で訪れる場合は現地に確認して下さい。

入場料は180元ですが(2015年時点)、ホテルで事前購入すると安くなりました。
但し団体割引扱いなので、他の参加者との出発時間などはホテルに事前に確認した方が良いでしょう。

桃花源景区の観光ルートと時間の目安は以下の通りです。

桃花源:1時間〜2時間
伏羲洞:1時間〜1時間半
酉州古城:30分以内

駆け足で回れば2時間半程度ですが、非常に広いのでゆっくり回りたい方は半日は見ておいた方が良いと思います。


【酉陽桃花源】

酉陽桃花源は2012年に国家5A級旅行景区に指定された観光地です(左写真は国家5A石碑)。
但し、率直に申して、重慶市内の他の5Aと比べると1ランク落ちる印象です。

<参考:重慶市内5A景区(2015年時点)>
2007年:大足、巫山小三峡
2011年:武隆
2012年:桃花源、黒山谷
2013年:金仏山

こうしてみると世界遺産クラスの中に何故桃花源が入れているのか、やや不思議です。

桃花源景区の名称は、晋代の大詩人、陶淵明の「桃花源記」に由来しています。
(一般的に言う「桃源郷」も陶淵明の「桃花源記」から来ています)

但し、この場所がそのモデルであったということではなく、単にカルスト台地特有の風景に咲く桃の花の様子が桃源郷のようだったから、という程度のようです。

<陶淵明>
365年生〜427年没。
東晋末〜南朝宋の詩人・文学者。
江西省九江市出身。
日常生活や田園風景に即した作品を多く残したことから「田園詩人」とも呼ばれる。
(右写真は桃花源内の陶公祠前にあった陶淵明の銅像)

景区全体は50kuと非常に広大です。
(日本でよく使われる方法で言うと、東京ドーム約1000個分の面積)

景区全体の観光マップは左写真(クリックすると拡大します)の通りですが、大きすぎてこのサイズの写真でも文字が読めなくなってしまいました。

実際の観光では、これを全て回る人は殆どおらず、右写真(クリックすると拡大します)の中心部のみを見て回るのが一般的です。

観光地のゲートを抜けて少し進むと、大酉洞という巨大な洞窟(左写真、クリックすると拡大します)が見えてきます。
ここが実質的には桃花源景区の入口となっており、この洞窟を抜けた先が右上写真の地図の場所となります。

景区内には観光ルートが案内板で示されていますので、基本的には案内板の通り進む形で問題ありません。

景区内には、苗族や土家族の建物や民芸品売り場、料理を出すお店などが点在しています。

左写真は昔ながらの台所で料理した土家族料理「油茶湯」などを提供するお店です。
(1碗5元、2015年時点)

お土産物屋で販売する民芸品は、景区外では売っていないものもありますので、お土産は景区の中で購入された方が良いと思います。

景区を一回りすると、最後に少し小高い場所にある陶公祠があります(右写真)。

この先を更に進んで行くと、大量の銅鑼が結び付けられている階段や、中国の姓の漢字を紹介するプレートが並ぶ階段があり、その先が伏羲洞の入口となっています。


【伏羲洞】

桃花源景区の一番奥にあるのが伏羲洞です。

伏羲とは中国の古代神話に登場する神様です。夫婦(兄弟とする場合もあり)である女咼(中国語は女ヘン)とともに蛇身人首の姿をしており、中華民族の始祖とも言われています(左写真(クリックすると拡大します)の左下にある石像が伏羲と女咼)。

この洞窟が何か直接的な関係がある訳ではありませんが、恐らくそれほどに立派で大きな洞窟、という意味での命名なのではないかと想像されます。

総体積は23万立法メートル、最大幅50m、最大高79m、と非常に大きな洞窟ですが、最大のポイントは約3kmある長さにあります。

桃花源景区入口の看板には以下注意書きがありました。

・洞窟の開放時間は9:00〜17:00、チケット売り場から洞窟入口までは少なくとも40分以上を要するので16:00以降に入場の場合は時間に注意のこと。
・洞窟内の温度は低いので防寒準備のこと。
・洞窟は特殊類型景区なので、老人や子供、体の不自由な方は保護者が同伴のこと。

洞窟の中に入ると、ライトアップされた鍾乳洞がアップダウンを繰り返しながらどこまでも続いています。
体力が無い方は途中でめげてしまうかもしれない観光です。

筆者は春先でしたので元々外気が冷たかったことから寧ろ洞窟内を歩いていると汗ばむくらいでしたが、夏場に訪れる場合は防寒対策をした方が良いかもしれません。

最期の500mは左写真のような桃の花のイミテーションで囲まれた登り坂が続きます。
途中では色々な映像なども流していますが、率直に言ってこれはいらないのでは、と思います。

筆者は3km近くアップダウンを歩いて既に体力を消耗しており、この500mの登り坂がかなりキツかったです。体力に自信の無い方は、この最後の登りに体力を温存された方が良いかと思います。

口を出たところにバス乗り場があります(右写真)。
ここから景区の入口まで歩くのは、距離と高低差を考えると殆ど不可能ですので、必ずこのバスに乗るようにして下さい。
(バス代:10元、2015年時点)


【酉州古城】

洞窟出口から乗ったバスは、酉州古城の裏門に到着します。

全長1.3km、38棟の土家族吊脚楼が連なる古城風の観光地です。
中国にありがちな新築の古城なので、宿泊、買物、食事以外で立ち寄る必要はありません。

筆者が訪れた際には買い物が出来る場所もごく僅かで、地元の観光客も食事で立ち寄っている程度でした。

表門との間には電動カートが走っており、バスのチケットでそのまま乗車出来ますので、カートに乗ってそのまま表門まで行きますと、最初の景区入口まで戻ってくることが出来ます。


(2015年3月)