大仏寺・洋人街


【史迪威博物館の歩き方】


史迪威博物館は、地下鉄2号線仏図関駅で下車し、緩やかな坂道降りていくと数分で左手に見えてきます。

入場料は15元、右写真の門の左にある小さな窓口がチケット売り場です。

尚、購入した入場券には、開館時間として、
3月1日〜12月31日 月曜日〜日曜日 9:00〜17:00
と書いてありました。

然し1月と2月は本当に完全休館なのか、一方でそれ以外の月は全く休館日無しなのか、聊か不思議ですが、実態がどうなのかは判りません。


【史迪威について】

「史迪威」は、英語のStilwellの当て字であり、この博物館は米国陸軍軍人、ジョセフ・ウォーレン・スティルウェル(Josepf Warren Stilwell)が住んでいた建物を博物館としたものです。

スティルウェルは第二次世界大戦中、1942年3月より中国戦線を担当して援蒋ルートなどに対応、重慶に駐在中はここを拠点としていました。

1942年には中国・ビルマ・インドエリアの米国陸軍司令官、1943年には連合国東南アジア軍副最高司令官を歴任するなど、米軍・連合軍におけるアジアエリア軍事展開の重要人物でしたが、軍隊の運用方針について蒋介石とは意見が合わず、結局、終戦前の1944年に解任されることになります。

その後米国に戻りますが、終戦翌年の1946年、胃癌の為に死去されました。


【史迪威博物館】

史迪威博物館は、第二次世界大戦中の米中協力を記念し、1991年に「史迪威旧居陳列館」としてオープン、2000年に名称を現在の「史迪威博物館」に変更、米国協力の下で大幅な大改修を2003年に行っています。

内部には複数の大手米国企業名を出したプレートがありましたので、改修や維持管理には恐らくこうした米国企業からの寄付などもあるのではないか、と推測されます。


建物の外には米軍ジープが4台展示されていましたが、何の説明プレートも無く、また外観的にも第二次大戦中のものには見えませんでしたので、史迪威との関係は不明です。


博物館の入口を入ると史迪威の銅像があり、その奥には展望台があります。
展望台からは嘉陵江を一望することが出来ます。

【写真追加(2013年8月)
嘉陵江に沈む夕陽の写真を追加します。




(2013年4月)