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大仏寺・洋人街


中国の都市は、世界最新レベルのビルのすぐ隣に100年前の世界が広がっていることも珍しくありません。

上海でも、有名な観光地である豫園の南側一帯には、人がやっとすれ違えるような細い路地が縦横に走る旧市街が未だに残っていますし、かつて日本人居住区であった虹口周辺にも多くの古い街並みが当たり前のように残っています。

重慶にも、近代的高層ビルとブランドショップが立ち並ぶ解放牌から僅か徒歩5分の場所に、100年前の世界を感じることが出来る「十八梯」という場所があります。


軽軌「較場口」駅を下車、日月光広場の南側に、右上のような道路看板が立っています。

一見すると、この広場前の通りの名前表示のようにも見えますが、そうではなく、ここから下に向かって左写真のように階段が伸びており、十八梯と呼ばれる階段通りの入口となっています。

十八梯という地名は、昔、この場所に付近の住民が利用している井戸があり、家から井戸まで石段が18段あったことから、この名がついたと言われています。

十八梯の見所は、何といっても昔にタイムスリップしたような街並みです。
以下に、上から降りてきた中で私が気になった場所をご紹介します。

日月光広場から十八梯を見下ろした風景です。

古い建物が密集しており、ここが大都会の真ん中であることを忘れさせてくれます。
日月光広場のすぐ左手下に見える建物です。

正に「崩壊寸前」という言葉がピッタリの建物ですが、一体、中はどうなっているのか、そもそもこの構造物が何故、倒壊しないのか、非常に興味をそそられます。
最初の階段を降りたところに食堂がありました。

左側でおじさん達は昼から酒盛り。
見てみると、おつまみは胡瓜とインゲン豆のみと、なかなか渋い飲み方で、思わず仲間に入れて貰いたくなりました。
最初の踊り場から下を撮影しました。

両側には小さなお店が軒を連ねており、軒下が大きく階段にせり出しています。
降り始めたところで見かけた家です。

小さく十八梯の住居表示が出ています。
重慶では住居表示が貼られている場所は決して多くないのですが、こんなところにちゃんと出ている、と、思わず撮影してしまいました。
言わずとしれた中国名物麻雀ルーム。

十八梯の渋い街並に似合わず、最新式全自動卓です。
殆ど倒壊寸前のバラックですが、看板を見ると針灸治療と書いてあります。

ここで針を打ってもらうのは可成の勇気が要ります。
十八梯真ん中あたりから上を見上げて撮影しました。

渋い雰囲気が全体に漂っています。
こんなところにも工場がありました。

一体中はどうなっているのか、とても興味があります。
階段もほぼ降り終わるあたりから再度上を見上げて撮影しました。

良い雰囲気の街並みです。
横に伸びる脇道を撮影しました。

十八梯には他にも脇道が沢山ありますが、この通りが比較的遠くまで見通せる良い雰囲気でした。
重慶は他の街に比べても動物が多いような気がしますが、十八梯にも犬猫が沢山いました。

この写真は沢山の犬が戯れているところです。皆とても痩せています。痩せているので可哀相だと思う反面、食べる為に太らされていないのは安心という感じもします。
ほぼ階段を降り切って平地になりました。

道幅もだいぶ広くなってきています。この写真だけであれば、上海あたりにもありそうな風景です。
裏路地の写真です。

道路に犬が二匹座っており、非常にのんびりとした雰囲気を醸し出しています。
出口近くには露天市場がありました。

野菜を中心に色々な食材が売られています。


十八梯は古い街並、しかも観光地ではなく生活に根付いた風景ですので、是非、近代化の波に負けずに残って欲しいと思う一方、建築物としてはどう見ても危険が一杯であり、取り壊されるのが先か、自ら倒壊するのが先か、という感じもします。

是非、重慶市政府はこの街並みを上手く保存していって頂きたいと思います。



(2012年6月)