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大仏寺・洋人街


【李子覇の歩き方】


「李子覇(正確には土ヘン)」は、渝中区から沙坪覇区へ向かう途中にある、山と嘉陵江に挟まれた非常に狭いエリアです。

モノレール(中国語で軽軌/軌道)2号線の「李子覇」駅、若しくは路線バスの「軌道李子覇駅」で下車すると、目の前が李子覇抗戦遺跡公園になっています。バス停のすぐ横には「李子覇公園」というプレートが建てられており、日本語の簡単な説明も記載されています。


【李子覇抗戦遺跡公園】

「李子覇抗戦遺跡公園」は、その名前の通り抗日戦争に関連する建築物を集めた公園です。

全長約1.8km、面積約12万uとのことですので、川沿いに細長細い公園であることが判ります。

かつて、この場所には倒壊寸前の建物が残っていましたが、それを移転し、跡地を公園として再整備したものとのことで、この遺跡公園にある建築物の大半は当初からこの場所にあった訳ではなく、ここに移築されてきたもの、もしくは従来の建物を模して新築されたもののようです。

元々この地には交通銀行があったようで、嘉陵江沿いに降りていくと、「交通銀行金庫」(右下写真)を見ることが出来ます。

内部には入れませんが、外から中を覗く限り、可也奥の方まで続いているようでしたので、この金庫は恐らく当初からこの地にあったものと思います。

他の建築物も交通銀行に関連するものが多く、金庫の他には、交通銀行一号楼、交通銀行二号楼、交通銀行学校印刷廠の建物を見ることが出来ます。

交通銀行は上海に本店を置く中国5大銀行の一つですが、なぜ重慶に交通銀行なのか、については、交通銀行一号楼の前に説明がありました。

交通銀行は1908年、北京にて創設されましたが、1928年に国民政府が南京に移ると交通銀行総管理処(現在でいう本店)も上海に移転、その後、政府の重慶移転に伴い、交通銀行も1938年には重慶に移転してきます。

交通銀行重慶支店は1938年1月に打銅街11号(渝中区小什字駅近く)に設置されました。

ここ李子覇には1939年6月に事務所が開設され、1944年3月には出張所に昇格します。然し終戦後の1946年、交通銀行本店は上海に戻り、その段階で李子覇出張所に格下げされたとのことです。

李子覇公園からは、嘉陵江まで続く階段と遊歩道があり川のすぐ近くまで降りることが出来ます。

恐らく一番下の遊歩道は増水期には水没してしまうのではないか、と思います。


(2013年4月)