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大仏寺・洋人街


【金仏山の歩き方】

金仏山は重慶市中心部から南に約90km、南川区にある風景区です。

山頂は標高2238.2mあり、冬場は雪が積もることから、地元の人々にはスキー場としても知られています。

筆者が訪れた際には、つい先ごろ4Aから5Aに昇格したばかりということで、随所にそれを祝す看板が立っていました。

<雑学:中国の観光地等級について>

中国の主要観光地は、国務院直属の国家旅遊局が認定する「旅遊景区質量等級」として、A〜AAAAA(5A)までの認定を行っており、2007年に故宮等が第一号の5A級旅遊景区として認定されて以降、現在では中国全土で100強の観光地が5Aに認定されています。

ざっくりですが、4Aは中国国内最高レベル、5Aは世界レベルの観光地、というイメージになっているようです。

5Aを獲得するには、観光地としての地の素晴らしさだけではなく、交通・衛生・安全・旅客量・購買等の多くの面で国家旅遊局から高い評価を得る必要がある為、概ね立派に整備されていますが、一方で観光地によっては、高い評価を得ようとするあまり、逆に環境破壊をしてしまったのではないか、と見受けられるケースもあります。

左上写真は山頂にあったトイレです。5Aを獲得する為に最近出来たばかりのようで、ピカピカな上に、写真のようなホテルロビーと見間違うばかりの待合スペースまでありました。然し早くも便器は幾つか故障しており、個人的には待合室を立派にするよりも、もっとメンテナンスに力を入れないと、数年でボロボロになるのではないか、と感じました。

話を元に戻して金仏山観光の入口ですが、西大門、北大門、南大門と3つあります。
最も一般的なのは西大門(右上写真)からの入場です。

西大門のチケットオフィスでは、入場券・バス券・ロープウェイ券の3つを購入します。

バス・ロープウェイを使わなくとも徒歩で行けることは行けますが、バスは山道を10km走り、ロープウェイは高低差1000mを上りますので、真剣にトレッキングをするくらいの覚悟と準備が無いと徒歩で登ることは極めて困難だと思います(尚、徒歩の場合は、バス道やロープウェイルートとは全く違うルートで山頂を目指すことになります)。

従いまして、通常の観光として訪れる場合は、素直にバス券とロープウェイ券を購入することを強くお勧めします。

ゲートを抜けると、ディズニーランドのアトラクション待ちのようなバス乗り場(右上写真)があり、ここでバスに乗り換えてロープウェイ駅へと向かいます。ここには帰りの下山バス最終時刻も掲示されていますので、必ずそれよりも前に下山するようにしてください。

バスは10kmの山道をロープウェイ駅へと進みますが、このバス道は非常に狭く急勾配で、殆どが断崖絶壁を縫うように作られています。高所恐怖症の方は、これだけでも十分に恐怖を味わえます(左上写真、クリックすると拡大します)。

バスは20分程度でロープウェイ駅に到着します(右写真)。
ロープウェイは1台8人のりの最新式で、10分程度で山頂駅に到着します。

尚、筆者が訪れた際には霧でよく見えなかったのですが、どうも断崖絶壁を直角近い角度で登る、なかなかスリル溢れるロープウェイのようです。


【金仏山】

山頂は、西門からロープウェイでたどり着く「牽牛坪」と、北門からロープウェイで到着する「薬池バ(土ヘンに覇)」の2箇所を起点として、車道・歩道が作られています。

最もオーソドックスなルートは、牽牛坪ロープウェイ駅(左写真)を出て左方向の山道(木道)を進み、絶壁桟道、生態石林を抜けて薬池バで古仏洞を観光して下山、のようです。

筆者が訪れた日は霧が深かった為、霧が晴れるのを期待して、先ずは屋内観光ということで、古仏洞を目指しました。

現地の観光地図によれば、牽牛坪から薬池バへと向かう途中に金仏洞・金仏寺があるとなっていましたが、筆者が訪れた時点では何れも建設中で見ることが出来ませんでした。「牽牛坪」と「薬池バ」の間にはマイクロバスがピストン運行していますので、見所が無い現状では、これに乗車することをお勧めします。


【古仏洞】

薬池バのバス停で下車し、裏山の方へ登っていった場所に、金仏山最大の見所の一つである、古仏洞があります(右写真)。

チケットを購入して中に入ると、暫くは非常に狭い洞窟トンネルが続きます。
場所によってはすれ違うことも難しい程度の狭い通路です(左下写真)。

洞窟トンネルを抜けると、突然とても広い空間に出ます。且つ目の前には池が広がっています。

その中にライトアップされた観音様が佇んでいます(右写真、クリックすると拡大します)。
人工的且つ近代的な構造物だと判っていつつも、なかなか神秘的な雰囲気を醸し出しています。

洞窟はこの池から左右に分かれています。

左側に進むと、目の前に巨大な二面大仏(右写真)と、その周りを取り巻く膨大な数の羅漢を目にすることが出来ます(左下写真)。

よく100羅漢などと言いますが、数千以上は軽くありそうです。

この羅漢が囲む道を真っ直ぐ先に進むと、徐々に明るさが見えてきます(右写真)。
筆者が訪れた日は、残念乍ら霧で真っ白でしたが、晴れていれば素晴らしい開けた景色が見えるようです。

来た道を戻り、今度は池を右へと進むと、自然の鍾乳洞で出来た大仏が見えてきます(左写真)。

更にその先には巨大な金色の大仏が鎮座していました(右写真)。

尚、金仏山の観光地は最近作られた近代的建築物が多い為、古仏洞が実際のところどこまで「古」なのかは不明です。色々と調べてみたのですが、残念乍ら古仏洞がいつごろから仏教信仰の場所になっていたのかの記述を見つけることは出来ませんでした。


【絶壁桟道】

金仏山見所の2つ目は絶壁桟道と呼ばれる断崖絶壁にかけられた道です。

中国にはこの手の物が多いですが、ここも安全確保がどうなっているのか気になります。

筆者が訪れた日は霧が濃く、午後には徐々に霧は晴れてきたものの、絶壁側から風が吹き付けていた為、絶壁桟道は残念乍ら真っ白で恐怖の光景を撮影することは出来ませんでした。

帰り際にに辛うじて絶壁が霧の間から姿を見せた様子は左写真のとおりです。




【ロープウェイからの景色】

筆者が訪れた際には丁度紅葉の季節だったことからロープウェイの景色が綺麗だと言われていたのですが、残念乍ら深い霧に覆われていた為、辛うじて霧の合間から紅葉を楽しむことが出来ました。



(2013年11月)